イスラム革命防衛隊(IRGC)は、イランの正式な軍隊の一部であり、イラン国策の重要なツールであるテロ利用に中心的な役割を果たしている。IRGCは、世界各地でテロを計画、組織、実行している。IRGCは、他のテロ集団も結成、支援、指揮してきている。IRGCは、米国民死者を出した事件を含め、米国人と米国施設を標的に多数の攻撃を実行している。1979年の結成以来、IRGCは、イラン外交政策の実行にいっそう大きな役割を果たしている。現在は、非常に多くののイラン経済部門をコントロールし、イランの内政に強い影響力をもつ。
2019年4月15日、米国国務省は、米国改正移民国籍法第219条に基づき、イスラム革命防衛隊コッズ部隊(IRGC-QF)も含めてIRGCを外国テロ組織に指定した。2017年、国務省は、改正大統領令第13224号に基づき、IRGC-QFの支援活動を行うIRGCを特別指定国際テロリストとして指定した。これにより、米国管轄下にあるIRGCの全資産とその権益が凍結され、米国人(米国市民、米国居住者、米国法人等)はIRGCといかなる取引を行うことも全般的に禁じられている。物質的援助またはリソースを意図的にIRGCに提供し、あるいはその提供を試み、または企てることは犯罪である。